全国Ｂ型肝炎訴訟北陸原告団・弁護団は，肝炎患者さんを支える制度を１冊にまとめた「肝炎患者支援ハンドブック2020年度版」を作成いたしました。
　
　　
　
　肝炎患者を支えるための制度はたくさんあるのですが，これまでは，制度内容を知るために，それぞれの制度ごとに，県や厚労省のホームページを検索したり，担当者に電話で聞いたり，説明パンフを探したりしなければならないような状況でした。これでは肝炎患者を支える制度の全体像を把握することもできません。このような状況を改善するために，Ｂ型肝炎訴訟北陸原告団・弁護団では，「この１冊さえあれば，肝炎患者を支えるための制度がほぼ全て分かる」というハンドブックを作成し，これまで配布して参りました。
　
　今回，このハンドブックを当事務所の西山貞義弁護士が中心となり，北陸三県の弁護士がチームを組んで，原告の皆さまからもご意見をうかがいながら，改訂作業を行い，「肝炎患者支援ハンドブック2020年度版」が完成しました。
　
　新設の「肝がん・重度肝硬変患者に対する医療費助成制度」（※原告団・弁護団が長年、制度の創設のための活動を行って参りました）の情報を掲載するとともに，新設した「B型肝炎給付金ほっとダイヤル」の情報も掲載しています。また，「全国B型肝炎訴訟北陸弁護団ホームページ」で，随時，最新情報を提供する体制を整備しています。
　先日，ようやく印刷が完了し，納品を迎えました。
　
　今後は，順次，北陸三県の全ての肝疾患連携拠点病院・専門医療機関，保健所等に数十部ずつ配布させていただく予定です。
　
　当事務所は，今後も，Ｂ型肝炎給付金請求(個別被害者の救済)はもちろんのこと，すべてのウイルス性肝炎患者のみなさまのための活動にも積極的に取り組んで参ります。