法律Q&A

「後見制度支援信託」というものがあると聞きました。どんな制度ですか。

 成年後見人が選任された場合で、ご本人の管理しなければならない財産が多額のとき、日常的に使う少額のお金だけを成年後見人の管理している口座に入れておき、残りのまとまったお金は信託銀行などに預け入れておくシステムです。
 自宅の改修などご本人のために大きなお金が必要になった場合は、家庭裁判所の指示をもらって信託銀行などから必要なお金を引き出して充てることができます。
 つまり、家庭裁判所の管理のもとで、信託銀行にまとまったお金を預け入れておけるので、成年後見人にとっても負担が減るし、財産管理も安心できるシステムと言えるでしょう。

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