弁護士紹介

神保 壽之 (じんぼ としゆき)

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略歴

1976年 石川県生まれ。
金沢大学大学院法務研究科修了(法務博士)。
最高裁判所司法研修所新第61期。
2008年12月弁護士登録。
熊本県弁護士会、愛知県弁護士会、第二東京弁護士会、青森県弁護士会を経て、富山県弁護士会入会。

論文・著書

  • 「主債務元本の極度額しか定められていない貸金等根保証契約を無効とした事例 熊本地裁平成21年11月24日判決(確定)」日弁連消費者問題ニュース136号6頁
  • 愛知県弁護士会刑事弁護委員会編『勾留準抗告に取り組む』(分担執筆、現代人文社、2017)

メッセージ

私の体験をお話しします。私がまだ弁護士になる何年も前の話です。

退職した会社に対し、残業代の支払いを求める調停を自分で申し立てたことがありました。
自分なりに調べた上のことだったので、申し立てには自信を持っていました。
ところが、会社側は弁護士を付けて、そもそも残業を命じていないというところから始まって、徹頭徹尾、反論をしてきました。
当時の私は弁護士ではありません。そんな根本のところから否定して来るのか、とびっくりしました。
会社側の弁護士が出してきた書面には、法律用語や条文が散りばめられています。私はたちまち不安になりました。

そんな気持ちでとぼとぼと歩いていた調停の帰り道、電柱に「法律相談」の看板があるのが目に入りました。
法律相談などはじめてでしたが、藁にもすがる思いで電話をかけて予約を取り、ある弁護士さんの法律相談を受けました。
法律相談自体は30分程度でしたが、あれだけ不安だった気持ちが本当に軽くなるのを実感しました。
専門家のアドバイスを受ける。それだけでも、自分は孤立無援ではないんだと、勇気がもらえます。
どのような点にどう対応すれば良いのか。そのポイントを専門家が整理して教えてくれます。
霧の中を進むような手探りの状態から、進むべき道を見出すことができます。

私が起こした調停は、その後、その弁護士さんのお力も借りて、無事、100万円の支払いを受けることができました。
その弁護士さんは、私が弁護士になるより前に亡くなられたようです。
しかし、今は私自身がキャリア10年を超える弁護士です。
弁護士につながって、不安な気持ちを勇気へと変えた体験があるから、法的トラブルを抱えた方には、ぜひ法律相談を受けることをお勧めします。
あなたのお力になれることを願っています。

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